NPO法人 徳之島虹の会

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jimukyoku さんの日記

2018
12月 27
(木)
16:22
奄美・琉球ガイド交流事業 〜屋久島編〜
カテゴリー  エコツアーガイド
本文
 舞台はさらに移り、屋久島へ。
16日夜からフェリーと高速船を乗り継ぎ、17日、生まれて初めての屋久島に降り立ちました。
午後からの研修先は、ヤクスギランドのコース視察。
目の前には次々と名物杉が現れ、途中花崗岩むき出しの川が流れ、行く先々でダイナミックな景観が待ち受けており、体感するだけでも十分満足できそうな場所でした。
が!!
ガイドの市川さんに2時間ほど案内していただき、とても楽しく、ガイドの話を聞きながら見ることの価値(ガイドの存在意義)をまざまざと感じさせられました。
「杉の葉は新芽の方がトゲトゲしている。なぜでしょう?
―背が低いうちはヤクジカなどに食べられてしまうから。成長するにつれて丸く柔らかくなる。人と同じですね。」
屋久杉についていろいろ話を聞くうちに、屋久杉に人生を諭されているような気になりました。屋久島の成り立ち(地質・景観)や動植物、生態系などの自然と、そしてそれら自然と人の暮らしとの関わり(歴史、文化、風習)などあらゆることに熟知されており、大変感銘を受けました。

 夕方は、屋久島のガイドさん6名と意見交換会。
まずはYNAC代表の松本さんに屋久島ガイドのこれまでの取組みと現状について話を聴きました。日本で初めて世界自然遺産に登録されてから25年。問題が起こっては対処の繰り返しで、1995年には20名ほどだったガイド数も2007年には163名まで急増。現在は150名ほどで、やはりガイドの質向上が課題になっているとのことでした。

 ガイド制度の先進地である屋久島では、現在町条例によって利用推進される“公認ガイド制度”も確立されており、「屋久島学」なる独自のテキストを用いた試験に合格しないといけないそうです。
ただ、そうして知識は測れるが、ガイドの質を測るのは難しく、“ガイドミシュラン”のような、何か客観的に信頼のおける認証制度ができれば、知識・経験・スキルともに優れた本当に“いいガイド”が正当に評価されるのでは、という話がとても印象的でした。

 そして、何より感動したのは子どもたちが地元に誇りを持っていて、地元のガイドになりたい!という夢を持っている子もいるということでした。ガイドの仕事だけではなく、自然体験活動の機会を提供したり、出前授業に出向いたりという活動を積み重ね、そうして蒔いた種が子どもたちによって花開かれているのでしょう。
今回の各島での研修を通して、私の心に蒔かれた種にもちゃんと水をあげ、丁寧に育てていきたい、そして、それを少しでも多くわきゃ島の子どもたち、まわりの人たちにも蒔いて一緒に育てていきたいと強く思いました。


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